【特集:健やかな頭髪のために】 第1章「育毛剤を使うその前に!薄毛になる原因、ご存知ですか?」

 

― 生涯、健やかな黒髪とともに過ごしたい。

それは、誰もが願うことではないでしょうか。
髪の強さ、しなやかさ、そしてボリューム。これらは、見た目の若さに直結します。

・髪の毛の量が、気になってきた。
・最近抜け毛が多い気がする。

そんな風に感じ始めたら、使いたくなるのが「育毛剤」ではないでしょうか。
「抜け毛が多くなってきたな・・・。育毛剤でも試してみよう。」と、思ったあなた!
ちょっとお待ちください。

育毛剤を使うその前に!そもそも、なぜ薄毛になってしまうのでしょうか。
まずは、薄毛の原因についてしっかり理解を深めましょう。

1.頭髪が薄くなるのは何故?毛髪のサイクルと脱毛の原因について

毛髪の構造

毛髪とは、体毛と頭髪の総称です。
皮膚から発生し、皮膚の付属器官として発達し、ケラチン(タンパク質)が成分の80~90%を占めます。

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(※出典:http://ikumouch.com/archives/614)

毛髪は、皮膚の表面に出ている毛幹と、その下に伸びている毛根に分けることができます。
毛幹は三層構造になっており、毛髪の外側を囲んでいる毛表皮または毛小皮(キューティクル)は、
毛の中で一番丈夫なケラチンでできてきます。
薬品に対する抵抗録もかなりありますが、摩擦には弱く乱暴なブラッシングや逆毛で傷ついたり、剥がれたりします。

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(※出典:http://www.h444.net/archives/post_10.html)
キューティクルが剥がれると、毛は外側の壁がなくなったようなものですから、それだけ弱くなります。毛髪の中身の部分は毛皮質(コルテックス)と呼ばれ、そこには小さなケラチン繊維がいっぱい詰まった紡錘状、
あるいは葉巻状の皮膚細胞が縦に並んでぎっしりつまっています。

毛髪が伸びる仕組みとサイクル

毛は、毎日少しずつ伸びます。長さは、
1日平均、0.4~0.5mm、1ヶ月で1.2~1.5mmといわれています。
この毛を作る場所を毛乳頭といいます。
毛乳頭の周囲には、「毛母細胞」と呼ばれる細胞群があり、新しい毛の細胞を生み出します。

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※出典:毛母細胞とは

髪の毛はずっと伸び続ける訳ではではなく、毎日どんどん生えて毎日抜けています。
化粧品の広告などで肌のターンオーバーという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
肌には一定の周期で新しく生まれ変わっており、髪の毛も肌細胞と同様に、一定の周期で新しく生まれ変わっています。男性・女性によって生まれ変わる期間は違いますが、男性の場合は3~5年、女性の場合は4~6年といわれています。

髪の毛が新しく生えて、抜けるまでの発毛周期を毛周期(ヘアサイクル)といいます。
このヘアサイクルは、「成長期」「退行期」「休止期」そして、脱毛・新生となります。
髪の毛が1本生え始めてから、抜けるまでの一生と考えてください。

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(※画像出典:http://www.kao.com/jp/haircare/thining_01.html)

頭髪全体で見ると、成長期の毛が約85%、退行期の毛が約1%、休止期の毛が約14%の割合となります。しかし、ヘアサイクルは年齢と共に短くなります。
ヘアサイクルから計算すると、1日あたり50~100本程度の髪が抜けることになります。
成長した髪がこの程度の本数抜けるのは自然な生理現象で、抜け毛を心配する必要はありません。
しかし、短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛になりかけている可能性があります。

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(※画像出典:http://www.kao.com/jp/haircare/thining_01.html)

毛髪の栄養について

毛髪の主成分は、ケラチンです。ケラチンはタンパク質であり、そのもとはアミノ酸です。
これが毛髪にとって一番大切な栄養素となります。
ケラチンが多い栄養素は、肉類や魚介類などの動物性タンパク質に多く含まれています。

ケラチンは、必須アミノ酸のメチオニンを食品から摂ることで
① シスチンが生成される。
② シスチンなどのアミノ酸の結合によって、ケラチンが生成される。

と、ケラチンが生成されるまで、段階を踏みます。
メチオニンは、必須アミノ酸の一つであり、毛髪のほかに血管や肝臓の健康維持にも使われます。

食品100g中のメチオニン含有量が多い食品は、下記のとおりです。

食品名 食品100g中の
含有量(単位:mg)
かつお節・削り節 2200
しらす干し 1100
分離大豆たんぱく 1100
しろさけのすじこ 830
凍り豆腐 780
クロマグロの生赤味 760
干し湯葉 740
きはだ 710
黄な粉(脱皮大豆) 550

「よし、明日からメチオニン含有量の高い食品を食べよう!」と思った方、ちょっと待ってください!
かつお節100gって、こんなに大量です。

かつおぶし
1日かけてこの量を食べることは現実的ではありませんよね。
そもそもで、やたらとメチオニンが多い食品を食べるのは危険!
何故なら、過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすことがあるからです。
加えて、メチオニンを経口摂取しても、すべてが髪の毛に使われるわけではないのです。

過剰摂取の危険性

■肝臓疾患の悪化
■白血球の増加
■動脈硬化のリスクが高まる
■高メチオニン症
 など。

健康を維持するための摂取目安量は、13mg/kg。
成人男性60kgだと780mg/日の計算です。
(※日本食事摂取基準より)

メチオニンが必要な臓器のひとつに、肝臓があります。
私たち人間の体は、栄養素を取り込んだときに、心臓、肝臓、腎臓など、生命を維持するうえで必要な箇所に優先的に栄養が行き渡るようになっています。
髪の毛一本抜けてもすぐに死ぬことはありませんが、心臓の血管が一本切れることは一大事です。

毛髪に大切な水分

毛髪の正常な水分量は、11~13%です。
10%以下になると、乾燥毛となります。ケラチン自体が水と親和性が強いことが分かっています。
毛髪の水分量が適正に保たれることによって、うるおいのある髪になります。

毛を傷める原因はこの6つ

私たちの髪の毛は、日々刺激にさらされています。
体の内側を整えるだけでは防ぎきれません。
毛を傷める主な外的要因は、この6つです!

1.ブラッシング
過度なブラッシングは毛表皮を傷つけ、毛の強度を弱めます。
2.シャンプー
洗浄力の強いシャンプーで洗い、そのままにしておくと、毛髪中の脂質や 天然保湿因子(NMF) が不足することで水分量が減り、乾燥毛になります。
3.アルカリ
アルカリ性の毛髪化粧品を使ったあとには、弱酸性のリンスでもとのphに戻しておかないと、毛の中にアルカリ分が残って毛を傷めます。
特にドライヤーの熱で乾燥するときに傷み方が大きいので注意が必要です。
4.熱
高温により毛のたんぱく質が熱変性を起こして硬くなります。ドライヤーを髪に近づけ過ぎないように気をつけましょう。
5.紫外線
日光に長時間さらされると、紫外線により毛髪中のケラチンが一部破壊されます。
6.パーマ・ヘアカラー
パーマやヘアカラーの薬品は、もともと毛の組織を壊す働きを持っています。

異常脱毛の原因とは?

私たちの髪の毛は、抜け毛を完全に防ぐことはできません。自然の生理的交換で抜ける毛は、1日平均50~100本程度ですが、
これとは別に急にたくさんの毛が抜けてくる、あるいは部分的に脱毛が起こるのは、すべて異常脱毛(病的脱毛)とされています。

この異常脱毛の原因はいろいろあって一概にはいえませんが、主な原因としては次の3つがあります。

①栄養障害
偏った食生活をしていませんか?毛髪の主原料であるアミノ酸はもちろん、副資材となるビタミンやミネラルの不足によって異常脱毛になる方が多いようです。
ビタミンやミネラルは細胞の中でアミノ酸からケラチンを作るときに必要です。

②血管障害
毛乳頭に栄養を運んでくる毛細血管が故障して血液の流れが悪くなれば、細胞の動きは衰えます。
この血管の動きは自律神経に支配されていますので、
この神経の失調から起こる場合や、血管内兵器に炎症が起きた場合、あるいはコレステロールが沈着した場合などいろいろあります。
円形脱毛は、自立神経の失調から起こることが多いようです。

③内分泌障害
頭髪の成長は、女性ホルモンの影響を大きく受けています。女性のヘアサイクルが長いのも、男性に若年性脱毛症が多いのも、このせいです。
また、男性ホルモンは皮脂分泌を促進しますから、この力の強い男性は頭皮が脂性になりがちで、そのために脂漏性脱毛も起こります。

毛髪と切り離せない、ホルモンの存在

ホルモンは、毛髪に大きな影響を与えます。

ホルモンの種類 発毛促進の影響を与える部位
男性ホルモン 口ひげ、胸毛、すね毛
女性ホルモン 頭髪(前頭部・頭頂部)
甲状腺ホルモン 頭髪(側頭部・後東部)

特に頭髪の場合、男性ホルモン(テストステロン)が発毛を抑制、女性ホルモンが発毛を促進する作用を担っています。

異常脱毛の大きな要因の一つは、「5α-リダクターゼ」

図のように、脱毛の型は大きく6パターンに分類されます。

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脱毛の初期は、太くて長い毛が抜けて驚く方が多いですが、進行するにつれて細くて短めの毛に変わり、
さらに症状が進行するとうぶ毛くらいの軟毛に変わります。

「5α-リダクターゼ」が、男性ホルモンの一種であるテストステロンを「5-αジヒドロテストステロン」に変化させることで、
ブドウ糖の代謝を阻害して毛髪タンパク質を生成しにくくするのです。

結論として、男性型脱毛症というのは、徐々に毛髪が生成できなくなる疾患で、
普通のヘアサイクルが3~5年周期であるのが、最終的に3~6ヶ月くらいになってしまいます。
すると、短い軟毛しかできなくなり、さらに皮脂の分泌も多くなり頭皮が光って見えるのです。


毛髪の構造、毛のサイクル、どんな栄養が必要なのか、脱毛の原因などを調べていくうちに、
「健やかな黒髪」を維持するためには、意外と大変かもしれない・・・。
そんな思いがふと、頭をよぎったのが正直なところです。

特に、男性は、ホルモンの関係上、毛髪のサイクルも短く、薄毛や禿げやすいのが現状。
ヘアケアの根本としては、ヘアサイクルを常に正常に保つことが基本ですが、もう少し手軽にできないものだろうか。
加えて、日々のヘアケアも配合成分にこだわり、食事にも気をつけ、外部刺激も避けようとすると、
一歩も外に出られなくなりそうですよね。(苦笑)

そこで心強い味方が、「育毛剤」です。
では、健やかな黒髪を生涯守り続けるためには、どんな育毛剤を選べばいいのでしょうか・・・?

第2章では、「毛髪に必要な成分とは?育毛剤を徹底調査&比較!」についてご紹介します。


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アヤ

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