自分の体を知ると、スポーツがもっと楽しくなる!スポーツ女子に知ってほしい「自己管理の基本」とは?

 

管理栄養士の鈴木です。
今回は、スポーツ栄養士・予防医学士として活躍している佐藤彩香さん主催の
講座にお邪魔してきました。

講座テーマは、「Girl’s Conditioning Program〜スポーツ栄養学×インナーケア講座〜」。
佐藤さんは、スポーツ栄養士として数多くの選手を指導してきました
女性である佐藤さんのもとには、スポーツをしている女性からの悩み相談が多く寄せられているそうです。

本講座は、8人と少人数で開催。
参加者は、普段からマラソンや登山を楽しんでいる女性や管理栄養士を目指す学生等。
20代~40代の女性が、佐藤さんの講座を真剣に聞いていました。

女性は、男性と同じように運動ができない

スポーツをしている女性が抱える悩みの1つに「男性と同じようにトレーニングをすることは難しい。」ということが挙げられます。
理由は、毎月訪れる「月経」があるからです。

学生時代に水泳を経験していた佐藤さんも、月経時はトレーニングに苦労していたと言います。
スポーツ指導者は男性が多いため、女性特有の悩みを相談しにくい方も多く、
佐藤さんもその1人だったとのこと。佐藤さんは、講座設立の背景を次に様に語っています。

佐藤さん:
私は、女性は男性よりもコントロールがいるもので、生きにくい部分ってあると思ってます。
そう思ったのは、学生時代。競泳をやっていた私は月に一回訪れる月経やそれによる腹痛に悩んでいました。
また気分も落ちることもあり、「なんで私だけ?なんで女だけ?」と思うこともよくありました。
私の周りは男性指導者ばかりでしたので、この事を相談することすら出来ず、腹痛や気分のムラもただ「根性が足りないからだ」と言われ続けていました。

その時は辛かったなと思っています。
現在、働く環境もスポーツ現場が多い私は、周りはだいたい男性です。
だからこそ、女性アスリートは、身体のことを女性である私に相談してくれます。
女性がいない現場は、未だに過去私が思ったことを抱えながら頑張っている人もいるのかと思うと、
私はこのことを伝えていくことをしながらも、女性が悩みを打ち明けたり、心置きなく話せる場を作りたいと思いました。

また、アスリートの現場だけでなく、正社員時代はずっと保育園栄養士でしたので、親御さんと話すことも多くありました。
女性は、自分だけでなく、大切なパートナーや子供や両親のことも考えることが多いです。
自分を犠牲にして、ただ相手のための尽くしている方々をたくさん見てきました。
私は、女性が健やかで元気であることがこれからとても大切であると思います。

私も、女性です。だからこそ、悩みを共有したり、新しい知識を得たりして、自分の身体と向き合う場を作りたいと思いました。
その空間が、自分と向き合う機会となり、様々な部分が整い、女性らしく健やかに美しく居られることに繋がると思います。
それが、大好きなスポーツを長く続けることにも繋がると思うのです。
一度きりの人生、大好きなスポーツを長く続けて、女性らしく内側から美しく居続けませんか?
そんな方々が集まるアットホームな温かい場所をこれから作っていきたいと思っています。

スポーツ女子が抱える悩みとは?

スポーツをしている女性が抱える悩みについて、国立スポーツ科学センターがアンケートをとった結果、

1位:ナプキンがずれる
2位:月経時の腹痛
3位:月経時に血液が漏れる

という結果が明らかに。
(出典:国立スポーツ科学センターより/630名中344名が回答)

他にも、佐藤さんは講座で「日本のスポーツで女性が取り組めていない3大問題」について言及しました。

佐藤さん:
日本のスポーツで、女性が取り組めていない大きな問題が3つあります。

1.動くためのエネルギーが摂れているか?(摂食障害)
2.月経が毎月来ているか?(視床下部性無月経)
3.骨の状態は最適か?(骨粗鬆症)

この3つは、女性のアスリートが抱える3大問題と言われています。
様々な問題が複雑に絡み合って起こるこれらの問題ですが、
女性が自分の体について理解・管理することができていれば、確実に減少するでしょう。

私たち女性は、毎月訪れる月経と向き合わなければいけません。
なにかと面倒なことが多い月経ですが、女性にとって必要だから起こる体の働きです。
だからこそ、自分の体のリズムを知って上手に付き合うことが必要ですよね。

「基礎体温」を知ることで、自分の体が見えてくる。

「スポーツ女子もそうでない女子も、まずは自分の体のリズムを知ることが大切。」と、佐藤さん。
自宅で簡単にできる自己管理方法について教えて頂きました。

佐藤さん:
誰でも簡単にできる自己管理の1つに「基礎体温をはかること」があります。
基礎体温をつける意義ですが、自分の体から①エストロゲン②プロゲステロンという2つのホルモンが
しっかりと出ているかを知るために、必要なんです。
この2つのホルモンが交互に体から出ているか否かを確認するには、基礎体温を知ることが手軽で確実です。

①エストロゲンの働き
・潤いある肌に導く。
・子宮内膜を厚くし、子宮発達に役立つ。
・血管を強くする。
・骨量を調整する。
・自律神経系をコントロール etc…

②プロゲステロンの働き
・妊娠しやすい体を作る。
・基礎体温を上げる。
・眠気を引き起こす。
・水分を貯め込む(むくみ)
・頭痛が起こる。 etc…

このように、2つのホルモンは全く違う働きをします。
エストロゲンが優位のときは体温が低下し、プロゲステロンが優位の時は体温が上がります。
基礎体温をはかることで体のリズムが把握しやすくなり、体調管理がグッと楽になるんですよ。
スポーツ女子にとって、体のリズムを知ることは、トレーニングメニュー作りや目標設定をするうえで欠かせないんです。


今回、スポーツ女子が行うべき基本のセルフケアについて教えてくれた佐藤さん。


1、 基礎体温しっかり付ける
2、 女性の特徴を理解して自分の身体と対話できるようになる

今回佐藤さんが教えてくれたセルフケアは、スポーツ女子に限らず全ての女性にとって必要なセルフケアでもあります。
仕事もプライベートも、思いっきり楽しむためには準備と調整が欠かせないのが女性。
自分の体の変化としっかり向き合って、毎日をもっと楽しく過ごせるようにしましょう!

そして、スポーツ女子の皆さんは、佐藤さんのようなスポーツ栄養士の方をドンドン頼りましょう。
独りで悩み続けるのではなく、専門家に相談することで、悩む期間が減って解決方法も早く見つかります。
自己管理力と専門家のサポート。この2つを味方につけて、スポーツを思いっきり楽しめる女性になりましょう!


【執筆協力】
スポーツ栄養士・予防医学士 / 佐藤彩香

【経歴】
栄養士として、企業や保育園を経験。
現在スポーツ現場を中心にプロ選手〜ジュニアの育成世代、
一般のスポーツ愛好家まで約3000人以上の方々と関わる。
トレーナー、監督、コーチとしっかり連携をとり、選手を支え、怪我をしてからの対症療法ではなく、
「予防」という考えをもとに、実践に結びつく食事方法を紹介。三食の食事を三回のチャンスと捉えてもらえるきっかけ作りをする
『あなたのかかりつけ栄養士』として、様々なフィールドで活動している。

公式blog「https://ameblo.jp/aya0802080
Facebook
https://www.facebook.com/ayk.flv.who

「Girl’s Conditioning Program〜スポーツ栄養学×インナーケア講座〜」は、毎月開催予定。
次回の講座は、2018年4月21日(土)のお昼、原宿Relax食堂にて開催予定です。
講座詳細・お申込みページはコチラ

■Girl’s Conditioning Program〜スポーツ栄養学×インナーケア講座〜
日時:2018年4月21日(土)11:00〜13:00
参加費:3500円
お申込みURL:https://moshicom.com/16326/

鈴木さん

管理栄養士の鈴木です。 食生活、健康法、ダイエットなど、健やかな心身をつくるための お役立ち情報をお届けします。”You are what you eat !”