心身ともにお疲れな会社員時代から一転!彼女がフリーランス管理栄養士になれた秘訣とは?

 

近年、個人がインターネットを使って世界に発信することはだいぶ容易になり、
Youtuberの他にInstagramを使って発信する「インスタグラマー」という職業も登場していますよね。

また、2016年9月には安倍晋三首相が内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、
働き方改革の取り組みを提唱したのが記憶に新しいかと思いますが、この「働き方改革」では副業の容認に関する項目があります。
日本企業と言えば「副業なんて絶対NG!」という慣習がありましたが、この改革によって副業に対する見方が変わりつつあるようです。

他にも「メルカリ」や「ココナラ」など、個人が製品の売買や自分の知識をサービスにして販売する「C to C」ビジネスは、スマホ1つで簡単に実現できるようになっています。
今や、「個人がインターネットを使って世界に発信し、そこからビジネスが生まれる。」ことは、
珍しいことではなくなってきています。

このような個人ビジネスが賑わいを見せているのは、ここ2~3年の話ですが、インターネットを活用したビジネスが流行る前から「個の発信」を続けて、人生の転機やビジネスチャンスを掴んできた1人の管理栄養士がいます。
その方こそ!今回取材に協力頂いた「吉田千穂」さんです。


(ヘアサロンモデル時の写真をお借りしました!キラキラ笑顔がまぶしい!カワイイ!)

一見キラキラした笑顔でゆるふわな雰囲気の吉田さんですが、実はとても真面目で、汚れ仕事を進んで引き受けるようなひたむきな「お仕事女子」なんです。

管理栄養士養成課程の大学を卒業し、病院に就職した吉田さんですが、今ではレシピ開発、セミナー講師、料理教室講師など、フリーランス管理栄養士として、活躍の場を広げています。
最近では芸能事務所と契約を行い「文化人兼モデル」としても新たなスタートを切った彼女。

元々、普通の会社員だった彼女は、何故フリーランスの管理栄養士になれたのでしょうか?
今回はその秘訣を取材させて頂きました!

プライドと気合で踏ん張り続けるも、ついに過労でダウン


吉田さんは、城西大学の医療栄養学科を卒業後、念願の管理栄養士として病院で勤務。
しかし、働いてしばらくすると体調を崩してしまったそうです。

吉田さん:

城西大学の医療栄養学科といえば、医療系に強い管理栄養士を育成することで有名で、
私自身、学生時代は「医療系に強い管理栄養士」を目指していました。
「白衣を着て活躍している管理栄養士って、素敵だなあ!」という憧れもありました。

しかし、実際に働いてみると想像以上に大変な仕事でした。
自分で言うのもなんですが、私って「ガス抜き」が苦手なタイプで。(苦笑)
目の前の課題に取り組み過ぎるあまり、ストレスが溜まっていることにも気づかなかったんです。

勤務中にダウンしてしまった彼女は、気付いたら自身が働く外来にいたそうです。
そこでの診断は、まさかの「ドクターストップ」。
原因は疲労、腰痛、その他ストレス等が重なったためでした。
これを機に病院を退職し、体が回復してからまた就職活動を開始。別の病院を探して働き始めた彼女でしたが…。

吉田さん:
「なんでこんなことで…。もっと頑張らなきゃ」と、当時は自分を凄く責めました。
「早く次の病院を探さなきゃ!働かなきゃ!」と焦って急募の求人を片っ端から見ていましたね。
しかし、次の病院でもモチベーションが上がらず、半年働いたころに「もしかして、自分は病院栄養士が合わないのでは」と感じるようになったんです。

私は、母校が医療系に強かったということもあって「病院栄養士」以外の選択肢に気付けなかったんです。
「医療系に強い学部を卒業したから、病院で活躍する!」というプライドやこだわりに固執していたのかもしれません。

頑張りすぎる性格が引き起こしてしまったストレスの蓄積と過労。
そして「病院栄養士」という職種にまっすぐ向き合いすぎて、
視野が狭くなっていることにも気づかなかった吉田さん。

そんな中、唯一続けていたSNSは、日々のストレス発散になっていたそうです。

吉田さん:
同期には言えない他の働き方の憧れや、たまに弱音を書いたりと、
今思えば結構ネガティブな使い方をしていたかもしれないです(笑)。
しかも、完全に個人で内輪のネタばかりでしたね。
旅行や買い物とは違った息抜きになっていたのかなぁと思います。

でも、そんな息抜きが、まさかのご縁を引き寄せるとは想定外でした。

偶然SNSで知り合った不動産オーナーから、
タイミングよくシェアハウスの空きがあると教えて頂いたんです。
ちょうど「埼玉から東京へ引っ越したいなあ」と思っていた矢先だったので、
運命を感じてしまいましたね。「引き寄せたぞ!」って感じです(笑)。
すぐに内見等をお願いして、あっという間に引っ越しが決定しました。

自分の「好き」が明確に!料理を貪欲に学び始めた25歳


病院管理栄養士を辞めて、都内に越した吉田さんは、
それから「がんの遺伝子検査」をサービスにしている会社に勤務。
そこで、ヘルシーメニューの開発、衛生管理や発注等、居抜き物件の改装作業から、調理現場の業務全般まで、
管理栄養士という資格職にこだわりすぎず、様々な経験を得ました。
ここで吉田さんは大切なことに気付いたそうです。

吉田さん:
病院とは違い、ベンチャーの会社で働いたことで「人に指導をする」という経験や、
自分で考えて動くことの大変さと面白さを実感しました。
この頃よく、知人から「オーナーマインドでいなさい」と言われたのですが、
フリーランスを本格的に目指し始めた時に、この言葉がスッと自分の中で腑に落ちたんです。

元々の性格が「何でも自分でやらなきゃ」と、良く言えば責任感があったのですが、
悪く言えば抱え込み過ぎてしまう癖があったんです。

「いかに人に任せるか」「空いた時間で自分は何をすべきか」ということを、
ベンチャー企業での勤務を通して学べた気がします。

働く環境を変えたことで「自分で考えて行動することの楽しさ」に気づけたと話す吉田さん。
自分の感情の変動以外にも、食と健康に関するトピックに関することや自身の活動についてもSNSで発信を始めたといいます。
SNS経由で、個人栄養指導のオファーが来ることもあったそうです!
その後「料理をもっと学びたい!」と感じて、更なるステップアップのために転職。
料理教室講師として新たなスタートを切りました。
ここで、今後の人生に大きく関わってくる素敵な女性と出会いがありました。

吉田さん:
ある日、たまたま私が好きなエプロンのブランドのイベントパーティーに参加した時、
そのパーティーのケータリングメニューを作っている料理研究家の方と知り合ったんです。

その時は名刺交換とご挨拶程度で、改めて彼女が主催している料理教室に参加しました。
レッスンに参加した時、私は衝撃を受けたんです。
科学的根拠を元に落とし込んだレシピと実演がとても分かりやすくて。
料理って習うとその場だけ分かったつもりで家で再現しようとすると出来ないことがあるんですが、
彼女のレッスンは本当に分かりやすくて、一目で惚れました。

その方が、私の恩師でもあり、フリーランスになった今はアシスタントとしても関わらせて頂いている
前田量子さんです。


(※写真向かって右側が、前田先生)

私は、料理教室講師として会社で働きながら、フードコーディネータースクールに通い、
さらには前田先生の料理教室にも通いました。「あれ、自分ってこんなにパワフルに動けたっけ!?」と、自分でも驚きました。
過労やストレスは一切なし!体力的に「疲れた~」という日は勿論たくさんありましたが、毎日がとても充実していました。

フードコーディネーターの資格を取得し、料理教室に習ったりと、
改めて料理について学び直した吉田さん。
フリーランスとして独立するにあたって、会社員として働きながらも、
お休みや隙間時間を使って、様々なイベントに顔を出し、人脈を広げる活動をしていました。
忙しい毎日を過ごす中で「フリーランスとして働く」という彼女の願いを支えるアイテムがありました。

吉田さん:
忙しいからこそ、やりたいことや叶えたいことを必ずノートに書きだすようにしていました。
期限も設定できるものはなるべく設定しました。
挫けそうになったら見返して「よし、また頑張ろう!」と奮起していましたね。
「夢ノート」と言えば聞こえがいいかもしれませんが、
実際はただのノートに、殴り書きした感じですよ。(笑)

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吉田さんは、仕事に限らず「やりたいこと」「行きたい場所」「食べたいもの」など、
思いついたらとにかくすぐに書き留めるように習慣づけていたと言います。

フリーランスとして働くということは、会社員とは違って制約が無く自由ですが、
その分、自分で目標設定やスケジュール管理をしなくてはいけません。
「自分のやりたいことやゴールを見失わない為にも、
定期的な記録と客観的にそれを見返す時間は、とても重要です。」と教えて頂きました。

これからフリーランスを目指す方へ

最後に、吉田さんにフリーランスを目指す後輩に向けてメッセージをお願いします!

吉田さん:
フリーランスとして活動し始めたのはつい最近なので、大したアドバイスはできないのですが、
とにかく自分の「好き」を見つけるのが大切だと思います。

せっかくフリーランスとして働くなら、やっぱり好きなことを仕事にしたいなと私は思い、
「管理栄養士&フードコーディネーター」という肩書を選択しました。

本音を言えば、不安や怖さは今でもたくさんありますが、デメリットを気にしすぎても仕方ないと思うんです。
極端な話、贅沢をしなければアルバイトするなりして生計を立てれば生きていけますし。(笑)
「行動すること」を怖がってやらない言い訳をつくるのではなく、
「やりたいこと」に期限を設定して書き出して、達成するために逆算すると良いと思います。

行動すること。そして、既に夢をかなえている人に質問すること。
この2つを地道に続けていれば、きっと理想のフリーランス像が見えてくるのではないでしょうか。

会社員としての経験は、決して無駄ではなかったと熱く語ってくれた吉田さん。
「とにかくやり続けること」をモットーに、環境や手段を変えて模索し、
フリーランスとしての第一歩を踏み出した彼女から、今後も目が離せません!


【取材協力】
管理栄養士・フードコーディネーター
吉田千穂(よしだちほ)

■略歴
城西大学薬学部医療栄養学科卒業後、管理栄養士資格を取得。
病院やケータリング事業などの大量調理の現場を経験。
「料理をもっと学びたい!」という想いから、料理教室講師として勤務。
現在は、フリーランスの管理栄養士として独立し、
健康・美容・食育をテーマに栄養指導、レシピ開発、セミナー講師、料理教室などに携わっている。

■メディア掲載
・城西大学 医療栄養学科 卒業生の声に掲載

■SNS
・吉田千穂さんのFacebookはコチラ

鈴木さん

管理栄養士の鈴木です。 食生活、健康法、ダイエットなど、健やかな心身をつくるための お役立ち情報をお届けします。”You are what you eat !”