春夏秋冬、私たちはお酒を飲むイベントからは逃れられません。
調子に乗ってついつい飲みすぎていまい、
翌日の予定をすべてキャンセルするくらの二日酔いになることも、たまにはありますよね。
(毎回そうなっている知り合いもいますが。笑)
大酒飲みも、そうでない方も、お酒の酔い防止になる食べ物があるとしたら、食べておきたいところ。
今回は、飲む前、飲んでる最中、飲んだ後の3つのタイミングで食べるべき
酔い対策にオススメな食べ物をご紹介します!
飲む前には、これを食べておこう!
①脂肪分(バターやオリーブオイルなど)
理由:様々な食材の中で、二日酔い予防、防止に最も効果が高いのは「脂肪」です。
脂肪は胃の中ではほとんど消化・吸収されず、その下の十二指腸ではじめて消化され始ます。
また、他の食品と比較しても吸収に長い時間を要します。その結果、アルコールの胃での吸収を大幅に防いでくれます。
さらに、腸での吸収速度をゆっくりにすることから、急激な酔いを防止する効果に優れています。
ノンオイルでないドレッシングのかかったサラダなども良いでしょう。
②ナッツ系
→こちらも、脂肪分が豊富なため胃の粘膜をコーティングし吸収を抑制します。
③緑茶
→緑茶に含まれるカテキンには、アルコールの吸収抑制効果があります。
飲み会中に食べたい&飲みたいのはこれ!
①柑橘系の100%オレンジジュースまたはオレンジ。
→オレンジ果汁には飲酒後の血中アルコール濃度を低下させる機能があり、しかも果汁の濃度が高いほど機能が大きいことが明らになっています。
②トマト
居酒屋に行くと必ずといっていいほど置いてあるトマトサラダや冷やしトマト。
トマトを食べることで、肝臓中のアルコール代謝に関連する酵素の活性を高める効果が得られたという実験結果がでています。
トマトジュース+ビール=レッドアイが酔いにくいといわれているのも、これが理由です。
飲んだ後にオススメなのはこれ!
①水
→アルコール分解のためには、アルコールを摂取した分と同量の水が必要だといわれています。
②味噌汁
→水分以外にアルコールで失われる栄養素の代表は塩分であり、それを同時に摂取出来るため効率的です。
→特に「しじみ」「あさり」などの具材はアルコール分解促進作用がありますので、積極的にとりたいですね。
③グレープフルーツ
→グレープフルーツの果汁に含まれている「イノシトール」という成分には、肝臓の負担を軽減する作用があります。
別名「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれており、肝臓の負担が軽減されることで肝機能の向上につながり、
アルコールのスムーズな分解に役立つと考えられます。また、東洋医学的な面でも、グレープフルーツは気のめぐりをよくして胃の機能を回復する
「行気和胃」の作用や、アルコールの分解を促進して二日酔いを解消する「解毒作用」があると考えられています。
まとめ
今回、自分の経験上、二日酔いに効果のあった食べ物、飲み物は単なる個人差ではなく、
栄養学的にも効果があるのか否かを管理栄養士の方に見ていただきましたが、
概ね正解で、ホッといたしました。人体実験の成果でしょうか。(笑)
春はお花見、新年会。
夏はバーべキュー。
秋はビールフェス。
冬は年末年始の飲み会。
と、飲み会からは逃れにくい私たち。
せめて、酷い酔い方をして体調を崩すことのないように予防したいですね!
【記事監修】
管理栄養士:鈴木絢子さん
給食会社、老人保健施設、病院を経験。
企業のレシピ開発などにも携わる。