2017Jリーグ開幕直前。一クラブのサポーター目線から

Jリーグをこよなく愛するみなさん、こんばんわ。
ニワカでもなく、かといって熱狂的というわけでもないJリーグファンから、今年の注目ポイントを勝手にまとめさせていただく。
先に言っておくと私は物心ついたころから、清水エスパルスのサポーターであり、完全にJリーグを見るときは偏見に満ちている。あくまで「主観」として、そして「個人的な雑記」として受け止めていただけると幸いである。

2017年のJリーグ、ここがおもしろい!

早速、今年のJリーグは例年と大きく変わったことがある。まず昨年までは2シーズン制、つまり1年間を通じてのレースではなく、1stステージ、2ndステージと分かれた戦いになっていたところが、今年からは実に3年ぶりに1シーズン制に戻ることに触れないわけにはいかない。

さて、なぜ昨年まで2シーズン制だったのか?
それは2シーズン制にした方が1stステージの覇者と2ndステージの覇者などが最終決戦を行うチャンピオンシップが発生することで、興行的に盛り上がる=Jリーグの収入が上がるからに他ならない。

では、今年から1シーズン制に戻るのはなぜか?
そこには当然収入面での他のアテがあるからである。そう、それは「DAZN(ダ・ゾーン)」の存在だ。
DAZNはライブストリーミングサービスであり、Jリーグの放映権を10年間で約2,100億という金額で契約したとのこと。

金

そのため、成績が優秀なクラブには多額の賞金が渡されることとなり、クラブ間の格差がここから数年でかなり広がることが間違いない。上位3~5クラブと、それ以外のクラブとでは歴然とした差が生まれていくのである。
プレミアリーグやリーガエスパニョーラなどのようなビッグクラブとその他クラブの差がまったく存在せず、どんぐりの背比べをしていたJリーグにとっては激震だ。
これによりJリーグはガラリと変わるはずだ。

これを踏まえて、清水エスパルスのサポーターという立場から2017年Jリーグの注目ポイントに触れていく。

活発となった移籍市場。恐ろしいクラブは…。

16シーズンから17シーズンにかけてはオフの移籍市場が例年になく活発だった。
川崎フロンターレの大久保嘉人がFC東京に移籍したり、玉突きのように大宮アルディージャの家長昭博が川崎フロンターレへ、そして我らが清水エスパルスの大前元紀が大宮アルディージャへ…など各クラブのエースが移籍している。
それだけでなく、スペインのセビージャで燻っていた清武弘嗣がセレッソ大阪へ電撃移籍をした。

これらのように、各クラブが爆発的に増えた賞金を狙って活発に動いているのである。

清水エスパルスサポーターからすると特に対戦したくない(勝てる気がしない、いやそんなこと言っといて負けたくない)クラブが3つある。

・鹿島アントラーズ
16年のクラブワールドカップでの準優勝が記憶に新しいところだが、そこで自信を深めた上に、着実に戦力を上積みさせている。今年の鹿島は「黄金期」を彷彿させるチーム力で、先のゼロックススーパーカップでも浦和レッズを圧倒していることからもその自信っぷりと戦力の充実度が伺える。
主な加入選手は2014,15シーズンのベストイレブンである元新潟のレオシルバ。Jリーグで一番パーフェクトなボランチだ。
スペインへ移籍した柴崎岳の穴を十二分に塞ぎきっている。
その他にも神戸からペドロジュニオールや韓国全北現代の韓国代表GKクォン・スンテなどを補強している。
強すぎる。当たりたくない。とにかくACLで頑張って消耗しきって欲しいところ。

・浦和レッズ
ここぞというときに勝ちきれない印象の浦和レッズだが、戦力の充実度はやはり目を見張る。
清水がJ2でやったときにも「この選手はすごい」と頭一つ抜けていた元岡山の矢島慎也が加入。そこに新潟の点取り屋のラファエル・シルバも加入し、大きな戦力ダウンはない状況。
浦和もぜひともACLで頑張っていただきたい。

・FC東京
もっともこのオフに戦力をアップさせたのはFC東京に違いない。
大久保嘉人をはじめ、永井謙佑や高萩洋次郎、太田宏介など元日本代表をずらりと揃えている。
これで勝てなかったらもう何かが根本的におかしいんじゃないかってレベルで、なおかつACLもないためにJリーグに専念できるのも強み。
ポジション別に見ても穴がなさそうだし、個のレベルで清水が勝てる気がしない。

J2から上がった清水からすると、どこも厄介ではあるが上記3クラブとはぜひとも、もっとも調子の悪いタイミングでぶつかりたいものである。
ちなみに、鹿島と東京は2/25のJリーグ開幕戦で激突する。
ゼロックスとACLでやや連戦ながらも肩があたたまってきた鹿島と、新戦力の融合がどれだけ進んでいるのか未知数の両者の戦い、非常に注目だ。

注目選手は?

今シーズン筆者が勝手に注目している選手は以下の4選手だ。

・清武弘嗣(セレッソ大阪)
セビージャでも十分やれるだけの技術があった。日本人で今一番「うまい」選手だと思っている。
だからこそセレッソ大阪への帰還は残念だったが、それだけにバッシングをはねのけて日本代表のレギュラーになるくらいの活躍を示す必要がある今シーズンの清武のプレーには期待が高まる。

・矢島慎也(浦和レッズ)
リオオリンピック代表でも本当に器用な選手だと感じたが、昨シーズンの岡山時代は上述のとおり頭抜けたプレーぶりだった。
長短のパスが非常に正確で、得点に絡むラストパスが特長。
まわりのレベルが高い浦和レッズでどれだけやれるのか、特にACLでの活躍を期待している。

・鈴木優麿(鹿島アントラーズ)
久しぶりに見たストライカーらしいストライカーで、猛者揃いの鹿島での出場機会を掴んできている。
うまいのか速いのか特長がよくわからないけど点を取ることができる選手で、FWらしいメンタルも非常に好感が持てる。
ぜひACLで活躍して欲しい。

・白崎凌兵(清水エスパルス)
最後に我らが清水エスパルスから。
大前元紀が去ったチームで10番を背負うこととなったのが白崎凌兵。
もともとうまいタイプの選手だったが、近年非常に走れるしガチガチファイトできる選手に成長した。
16シーズンは年間を通して安定した活躍を見せており、清水の躍進があるとしたら、その中心に白崎凌兵がいるはずだ。

いよいよ明日に迫ったJリーグ。
期待と不安を胸に秘めているサポーターも多いはずで、私もその1人としてこうして書き綴った。
清水エスパルスよ、多くは望まない。頼むから降格だけはしないでくれ。

現場からは以上です。

サッカーどころ静岡出身。高校時代はベンチウォーマー。ウイイレではそうそう負ける気がしない。好きなクラブは清水エスパルス。