【#結婚式に自由を】CELEBRATION WEEK for allに参加してきた【LGBTQ】

2019年6月17日に、表参道で行われた「CELEBRATION WEEK for all」に参加してきた。
私があの場で感じたこと・考えたことをここで共有したい。
全ての人が平等に、自由に自然に、好きな人とともにあれる世界になるために、この記事が誰かの何かのほんの少しのきっかけになれることを願う。

イベントの概要について、同行者のTについてはこちらの記事を読んでほしい。
【#結婚式に自由を】CELEBRATION WEEK for allに参加してきます【LGBTQ】

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参加者:T(同行者・トランスジェンダー)、みかこ(筆者・バイセクシャル)

はじめに:属するということ

性別、身長、体重、運動能力、学力、部活、学校は「何かに属する」ということを強いる場所だった。
社会に出るために必要な訓練だったのかもしれないけど、私にとっては苦痛で仕方なかった。

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高校で上京した私は、ダイバーシティの懐の広さ、違う言い方をすれば、他人に興味がない冷たさに一撃で惚れた。二度と田舎には帰りたくないと心から思った。昔の私を誰も知らない東京で、私は今まで着られなかったかわいい服や物、メイク、遊びに夢中になった。

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かといって、いわゆる「JK」にはなれなかった。多分これは私の生まれ持っての性格なんだろうと思った。そうやって割り切ることが出来るほど、東京は本当に心地がいいことを知った。たまに昔の違和感を感じることがあって、さすがに高校生ともなればその違和感の理由はわかってきていたけど、すぐに切り替えることも覚えた。

私は、ある意味私がいれば十分だったのだと思う。どうせ誰とも分かり合えることはない、だって他人だから。そう考えることでなんとか生きながらえていた。

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イベント当日

「CELEBRATION WEEK for all」の初日17日の19時30分頃、表参道の挙式場「IWAI」に到着した。20時頃からPartyが始まった。
(KanaさんとMikiさんの誓いの場はぜひこの目で見届けたかったけれど、都合がつかなかったので申し込んでいなかった)
 
Tとともに会場内に入ると、たくさんの参加者であふれていた。ウェルカムドリンクをいただいて、席についてしばらくすると、誓いを終えたKanaさんとMikiさんが登壇された。きれいな白い衣装を身にまとって、幸せそうに笑っているお二人は本当に美しかった。

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お二人が互いの目を見て微笑み合うその一瞬の顔を、私は絶対に忘れないと思う。
ちなみに、Kanaさんの「愛に賞味期限はない」というのは、誓いの場でMikiさんに対して読んだ手紙の内容らしい。後ほどそれを聞いて、なんとなく、Kanaさんらしい素敵な言い方だと思った。その時のMikiさんの表情を見られなかったことがちょっと悔しかった。

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当日はたくさんの方々が登壇されて、多様な性の形や、それが真の意味で平等に認められることについてトークセッションが行われた。

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Buzz Feed Japanのエディターである古田さんは、ここ数年におけるLGBTQ界隈の変遷を語った。
第1回目のTRP(東京レインボープライド)の参加者はわずか5,000人だったのに対し、今年は過去最多の20万人を記録、中には親子で参加する人たちもいたらしい。多様な性のあり方が徐々に世間に広まり、確立されつつある現状にうれしく思った。

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「だから安心して好きな人をそのまま好きでいてね」
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寺原さんは、小さな息子さんのいる弁護士。日本とニューヨーク州における弁護士資格を持つ。
2019年2月14日に全国一斉提訴された「結婚の自由をすべての人に」訴訟の東京弁護団共同代表を務めたり、「一般社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」の代表理事として婚姻の平等(同性婚)実現のためのキャンペーンなど、LGBTQ支援に注力されている。

ちなみに、Paletteのこちらの記事で、寺原さんは「同性婚は絶対に実現されるべきもの」とし、重要なのはそれが何年後なのかということだと語っている。憲法に関する訴訟は判決まで4~5年かかるため、5年後を目標に「結婚の自由をすべての人に」の実現のために邁進されているのだ。

そして、一般社団法人fairの代表理事である松岡さん。彼はゲイであることをオープンにしながら、LGBTQにおける政策や法制化に関する情報を発信している。
異性同士の結婚のように、同性同士は結婚が出来ない現在の日本。私はこれまで、「たとえ法律に認められなくても一緒にいればいいのでは」という考えだった。
しかし、例えばパートナーが事故に遭って駆け付けたとしても、ご家族の方以外は…と面会を断られる場合があるし、婚姻関係のない人間に財産を譲渡するためには入念に遺言を残しておかなければならない。松岡さんの話を聞いて、”婚姻関係のない人間には与えられない権利”というのはとても大きく、その意味の”平等”のためにも、同性同士の結婚が法制化されることの重要性を理解した。

そして、次の話を聞いた。

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無知ゆえに、無神経な考えをこれまで持っていたことを恥じた。
しかし、CRAZY WEDDINGのブランドマネージャーである山川さんが、次のように語った。

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LGBTQはデリケートな話題だという認識がはびこっていると思う。私は自分を当事者と思いきれない部分があった、だからその考えに、無意識のうちにとらわれていたのだろう。自分の無知さを知った時に、とたんにこの場を離れたくなったのはそのためだと思う。
私は違うから。私には理解できないことだから。そうやって身を引くのではなく、だからこそ知りたい。教えてほしい。という、丁寧かつ前のめりな姿勢が重要だということを知った。

KanaさんとMikiさんは終始笑顔だった。今日の主役なのに、常に参加者を気にかけている様子が窺えて、申し訳なく思うと同時に、動画で見るお二人と何も変わらず、とてもありがたかった。
一緒にお写真も撮らせていただいた。たくさんの人が後ろに待っている状況も顧みず、これが最後のチャンスかと言わんばかりに一方的に長々と話してしまったことをとても反省した。でも写真は家宝にしようと思う。テンパりすぎて「モーニングルーティンの動画が一番好きです!」と3回くらい伝えた。恥ずかしい。でも写真は家宝にしようと思う。

イベントが終了して

会場にいた参加者やスタッフの方々、そしてKanaさんMikiさん、全員が本当に温かく、何ひとつ排除せずに受け入れてくれるイベントだった。イベントを立ち上げたCRAZY WEDDINGとPaletteをはじめとして、今回のイベントに関わった全ての人に心から感謝を伝えたい。

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帰り道、同行者のTと今日のイベントについて語りながら歩いていると、前方にカップルを見つけた。服装から、先ほどまで会場にいた人だとわかった。

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帰宅したらすぐに寝てしまった。本当に素敵なイベントだったけれど、数時間のうちにたくさんの感情が動いて、有意義だった分とても疲れたのだ。

考えたり、感じたりすることは体力も心力も使うため、避けたくなる時がある。常にじゃなくていいから、たまに考えてみてほしい。同性同士のパートナーたちが、日々何に不都合を感じているのか、何を不安に思っているのか。異性同士の恋愛において当たり前のことはなんなのか。それが同性同士の恋愛において当たり前になりきれていない現状について、自分がどう感じるのか。そして、自分が考えたり感じたことを誰かに伝えられたら、すごく嬉しい。分からないことを質問してくれたら、もっと嬉しい。

まずは知ること、そして考え、それを伝えること。勇気がいることだけど、これをする人が1日1人ずつでも増えていったら、明日の世界はもっと広くなると思う。


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#結婚式に自由を

CELEBRATION WEEK for all
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IWAI OMOTESANDO
Buzz Feed Japan
結婚の自由をすべての人に – Marriage for All Japan –
一般社団法人fair

松岡茉優が一生の推しのバイセクシャル。 当メディアライターのささきと眼鏡がかぶっていることが残念でならない。