【連載⑬】育休明けに給与が変わった場合には標準報酬月額の変更手続きを

 

こんにちは、日々育児に奮闘中のまゆりです。

「妊娠・出産の時にやっておくべき手続きともらえるお金」シリーズの第12弾です。

前回まででご紹介した制度はこちら↓

【連載①】やらなきゃ損!妊娠中に4日以上欠勤したら傷病手当金をもらおう;
【連載②】出産前に働いていた全てのママがもらえる!出産手当金をもらって、産前産後は安心!;
【連載③】子どもを産めば42万円がもらえる!出産育児一時金の手続き方法とは?;
【連載④】忘れるともらえない!?産まれたらすぐに手続きしておきたい児童手当;
【連載⑤】仕事復帰するママは安心!最大で給与3分の2が保証される育児休業給付金;
【連載⑥】忘れると払い損!?産休育休中の社会保険料の免除手続き;
【連載⑦】産休前に会社と相談を!産休育休中の住民税の支払いはどうなる?;
【連載⑧】実はもらえる?!妊娠・出産を機に退職したママは失業給付金をもらおう;
【連載⑨】やらないと損!年度の途中で退職したママは所得税の還付金をもらおう;
【連載⑩】切迫早産での入院や帝王切開をしたら要チェック!高額療養費でお金が返ってくる;
【連載⑪】高かった妊婦健診の費用…返ってくるかも!?医療費控除をチェックしよう;
【連載⑫】育休明けに給与が下がった!?そんな時は「養育期間の従前標準報酬のみなし措置手続き」を!

今回は前回同様、育休復帰時の給与についての話です。

標準報酬月額の変更手続きって?

pixta_27304101_M_e

通常であれば標準報酬月額は毎年9月に同年の4月から6月の給与をもとに改訂がおこなわれますが、大幅に給与に変動があった場合には、標準報酬月額の2等級以上の変化があった時に限って随時改定がなされていました。
しかし、育児休業明けに短時間勤務や職務変更等で標準報酬月額が変動した場合には、2等級以上の変動でなく、1等級の変動であったとしても改訂を行うことができるのです。
そもそも、なぜ改訂が必要なのかというと、この標準報酬月額を基準にして給与から天引きされる税金が決まるからです。
給与が減った場合には、標準報酬月額も改訂しておかないと、高い給与基準での税金を払うことになってしまいます。

適用の条件は?

pixta_4962717_M_e

育休復帰後に、給与が1等級以上減っていれば適用されます。
標準報酬月額の等級区分・保険料表は都道府県によって異なります。
下記に東京都のものを引用しますので参考に見てみてください。

東京都:平成29年9月分(10月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表

育休明けの場合、育児休業終了日の翌日が属する月以降3ヶ月分の報酬の返金額に基づいて算出しますが、1ヶ月に支払基礎日数(休日も含めた復帰以降の月内の日数)が17日以上ある必要があります。
もし4月20日に復帰したのであれば、4月分の支払い基礎日数は17日に満たないので、5月〜7月が算定する基準の月ということになります。

手続き方法は?

pixta_21115506_M_e

申請時期は?

復帰後の3ヶ月分の給与をもとに算出されるため、復帰してから3ヶ月経過後すみやかに手続きをする形になります。

申請方法は?

「健康保険・厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届」に必要事項を記入し、年金事務所の窓口に提出あるいは郵送します。

必要な添付書類は?

特にありません。

いつ適用される?

算出対象の3ヶ月の翌月分から適用となりますが、給与計算上は翌々月からの適用となります。
つまり、4〜6月の給与から算定して7月分から改訂手続きを実施した場合、給与として反映されるのは8月分からということになります。

申請してなかったけどもらえたはず!もう遅い?

pixta_24743866_M_e

2年間は遡及適用ができます。
育児休業明けの方は復帰した日から2年以内に申請をしましょう。
基本的に本人の申し出がない限り、会社側で改訂手続きをする義務はないため、申し出なければ高いままの基準で税金を払うことになります。

まとめ

育休明けに給与が下がってしまってガッカリという人もいるかもしれませんが、前回の養育期間特例も含め、僅かですが、国での助成措置があります。
会社によってはこれらの手続きの存在を知らず、教えてもらえない場合もありますので、損をしないように能動的に動くようにしましょう。

こちらの記事も併せてご覧ください

【連載①】やらなきゃ損!妊娠中に4日以上欠勤したら傷病手当金をもらおう;
【連載②】出産前に働いていた全てのママがもらえる!出産手当金をもらって、産前産後は安心!;
【連載③】子どもを産めば42万円がもらえる!出産育児一時金の手続き方法とは?;
【連載④】忘れるともらえない!?産まれたらすぐに手続きしておきたい児童手当;
【連載⑤】仕事復帰するママは安心!最大で給与3分の2が保証される育児休業給付金;
【連載⑥】忘れると払い損!?産休育休中の社会保険料の免除手続き;
【連載⑦】産休前に会社と相談を!産休育休中の住民税の支払いはどうなる?;
【連載⑧】実はもらえる?!妊娠・出産を機に退職したママは失業給付金をもらおう;
【連載⑨】やらないと損!年度の途中で退職したママは所得税の還付金をもらおう;
【連載⑩】切迫早産での入院や帝王切開をしたら要チェック!高額療養費でお金が返ってくる;
【連載⑪】高かった妊婦健診の費用…返ってくるかも!?医療費控除をチェックしよう;
【連載⑫】育休明けに給与が下がった!?そんな時は「養育期間の従前標準報酬のみなし措置手続き」を!

まゆり

茨城在住。だいち(1歳3ヶ月)と夫の3人暮らし。 育児に、仕事に、日々アップアップしながら奮闘中。 世のワーママの皆さん!一緒に頑張りましょう!