
「ボヘミアン・ラプソディ」名シーン4選とセトリ
半年のロングランが終了、興行収入はアナ雪超え
フレディの人生とバンドの歴史を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」、2018年11月から半年以上続いたロングランが昨日4月18日、ついに幕を閉じた。
全世界での興行収入は9億ドル、日本円にして1000億円を突破。
近年でロングランした作品としては、DVDの発売・レンタルが開始してもなお劇場上映が続投していた「アナ雪」が記憶に新しいが、全世界興行収入は254億円。
「ボヘミアン・ラプソディ」は間違いなく、2010年代最後の名作である。
なーんて真面目テイストにしてみたけど無理~だってささき超ミーハーだも~ん
私がクイーンにはまったのはまさにこの映画がきっかけですしね。
なのでどちらかというと、映画「ボヘミアンラプソディ」のファンであってクイーンのファンというにはあまりにもにわかすぎるかもしれません。
なので、今日はただただ、映画「ボヘミアンラプソディ」について語っていこうと思います。
映画ボヘミアンラプソディ名シーン第4位:ラストのライブエイドパフォーマンス
え、これが4位?1位じゃなくて?
そう思う方もいらっしゃるでしょう。
いやいや・・・数ある名シーンの4位ですから。もうここまでくればほぼ同率ですから。実質1位ですから。
クイーンのセットリスト
ひとグループの持ち時間20分、この中に詰め込まれたクイーンの名曲たち。セットリストを紹介します。
2.RADIO GAGA
3.Day-Ohの掛け合い(ディーロリロリロリロリロリロリロ!)
5.Crazy Little Thing Called Love
6.We Will Rock You
7.We Are The Champions
ラスト20分のライブエイドパフォーマンスのシーンはやはり圧巻です。何よりフレディを演じたラミ・マレックの完コピ率。クオリティ。(あ、リンクはラミのカッコいい画像出してくれてるサイト様です。ご興味のある方はぜひ)
映画冒頭、名曲「Somebody To Love」とともに映るフレディ・マーキュリーの背中って、なんか小さいし肉感も薄いなって感じるんです。クイーンやフレディに関する知識があまりなかった当時の私でも、その見た目の違和感には気づいたほどでした。フレディは結構大柄なイメージですしね。
でもラミの演技の力でしょうね、映画が始まってすぐに、体格の違いなんて些末なことだということがわかります。
愛されたくて愛されたくて、自分を変えることで愛されようとしたフレディ。自らのルーツを恥じ、自らを恥じた彼の切ない心を、ラミマレックは見事演じきりました。その結果、第91回アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しましたね。
そして、ある人物との出会いによって、自らを見つめ、認め、愛すことを知ります。それが、彼の生涯のパートナーとなったジムハットンです。
映画ボヘミアンラプソディ名シーン第3位:アパレルショップの試着室、メアリーが”フレディ”を見出す
フレディがメアリーのバイト先のショップに訪れるシーン。フレディは若いころからフレディで、試着していたのも相変わらず、体のラインが分かるぴったりとした、上下そろいの濃い金色のスーツ。鏡に向かうフレディに対し、メアリーは「ちょっといい?」といいながらバッグからあるものを取り出しました。
そう。アイシャドウです。
彼女はフレディの瞼にアイシャドウを塗り、彼女はごく自然につぶやきます「あなたのスタイル素敵よ」
フレディがフレディとしてのアイデンティティを見つけた瞬間ではないでしょうか。この言葉に驚きながらもうれしさを隠せないフレディのかわいい顔といったら。
映画ボヘミアンラプソディ名シーン第2位:フレディの妹が時折見せる絶妙な表情
長年父親とフレディの間に存在していた氷が溶ける、名シーン中の名シーン。そこももちろん良いのですが、私が好きなのは妹が見せたある表情なんです。
フレディは、ジムを家族に「友達だ」と紹介し、彼はジムの手をそっと握ります。フレディのお母さんもお父さんも少しだけびっくりして表情を硬くするのですが、すぐに自分の息子を受け入れる。その時の妹の表情がいいんです。
彼女はね、「友達だ」といってジムの手を握ったフレディを見て、静かに、ほんの少しだけ、微笑むんです。「あぁ、お兄ちゃんはやっと自分を受け入れられたのね」って。
映画の初めの方で、クイーンがメジャーデビューする前、まだ髪の長いフレディが、クイーンのメンバーと一緒にメアリーを実家に連れてくるシーンがあります。メアリーはフレディが一度結婚もした、生涯をとおしての親友。フレディがメアリーを家族に「彼女」と紹介したときの妹の表情がまた上手なんですよ。「ふーん・・・」という顔をしながら(嘘おっしゃいよ)と思っているような無表情というんですかね。うん・・・良い。
映画ボヘミアンラプソディ名シーン第1位:フレディとメアリーの窓越しの交信
このまま干からびて死ぬんではないだろうかと思ったくらい滝のように泣いたシーン。
はみ出し者だった青年の孤独は、富と名声を手に入れた後も埋まることはなく、むしろさらにその穴は広がっていくばかり。フレディはその穴を酒や薬で一時的に埋め、自分をごまかすように人を侍らせ頻繁にパーティを開くんです。でも招いた客が帰れば、残ったのは散らかった部屋と派手な格好をした自分がただ一人。
そのころにはメアリーとフレディはともに暮らしてはいませんでした。しかし、メアリーが唯一の理解者で心を許せる相手だったフレディは、自分の豪邸の近くにメアリーも住まわせており、なかば依存していたのだと思います。
ある夜、フレディはピアノのそばに立ち、窓を外の上の方を眺めながら、メアリーに電話します。目線の先には、メアリーの部屋の窓が。
受話器からメアリーの声が聞こえると同時に、彼女の部屋の窓に明かりがともり、フレディはほっとしたような表情になります。
「ダーリン、窓の外を見て」
フレディはそう話しながら、ピアノの上にあるランプを付けたり消したりします。
メアリーからみたフレディの窓は確かに点滅しています。
「君もやって」
フレディに言われるがまま、部屋のランプをメアリーもまた付けたり、消したり。
自分と同じように点滅するメアリーの窓を見上げるフレディの表情は、人ごみの中からやっとお母さんを見つけた迷子のそれでした。嬉しそうに、寂しそうに笑うフレディと、彼を突き放せない優しいメアリー。
フレディは「乾杯しよう」といってシャンパンを持ちます。メアリーにも飲み物を用意するようにお願いし、メアリーは一度断るものの、わかったわと承諾しますが、黙ってその場から動きません。窓からお互いの姿は見えないまま。
フレディは聞きます。
「飲み物を持ったかい?」
メアリーは静かに答えます。
「ええ、持ったわ」
しかしその手に持っているのは受話器だけでした
フレディの加速する孤独、痛々しいほどまっすぐで純粋で傷だらけの心が浮き彫りになる名シーンです。あぁ、書いてる今も泣けてくる。
ぜひ見てほしい名作です。
円盤?秒で買ったけど?
4月17日に販売開始していた「ボヘミアン・ラプソディ」のDVD。
はい、昨日の帰宅電車の中でぽちりました。初回限定版。
ブルーレイとDVDの特典映像付き、Tシャツつきのやつ。初回限定版(2回目)
(思ったんですけどめっちゃ安い。高校時代にはまっていたアイドルだったらこの内容ならぜったい20Kは行くと思う。)
待ちきれなくて、職場の近くのファミマ受け取りにしましたからね。このあと受け取りに行きます。へへっ
▽映画冒頭の「Somebody To Love」
【Amazon.co.jp限定】ボヘミアン・ラプソディ 2枚組ブルーレイ&DVD (特典映像ディスク&オリジナルTシャツ付き)[Blu-ray]

ささきささ
D.C.Garageのヘビーリスナー