映画「おっさんずラブ」が公開されたから好きなブロマンス作品をただただ語りたい




(あのタイトルコールってクリス〇プラーにしか聞こえんのだがどうなんだろう。言いたくなる「おっさぁ~んずラァァヴ…ラァヴオーァデェェ~ッドゥ…」)

「おっさんずラブ」、本日8月23日公開ですよ。
皆さんは今日見に行く予定の方もいるのでしょうか。

はるたん、牧くん、部長に加えて、劇場版では新たに、甘え上手そうな後輩(志尊淳)強気なエリートリーマン(沢村一樹)が加わり五角関係になるんだとか…
個人的に吉田鋼太郎さんと沢村一樹さんが大好きなので劇場版気になるところ。ドラマもリアタイで見ていましたし、あのころはツイッターのTLがすごかったですね。

果たして、はるたんと牧くんは本当に別れてしまうのか―――!?
彼らの恋愛模様、見逃せません。

おっさんずラブはBL?ブロマンス?

私の主観では、「おっさんずラブ」は完全にBL(ボーイズラブ)の部類だと考えていますが、中には「ブロマンス」だと言い張る方もいらっしゃるようで。
この二つの定義も、人によって認識が様々なのでかまわないとは思いますが、私としては分けて考えているところですね。

BLは文字通り男性同士の恋愛であり、ブロマンスは男性同士の友情を超越した絆や親愛を表すものだと私の中で定義づけしています。

私は性のあり方に偏見は全くないですが、作品として見るのは”ブロマンス”の方が圧倒的に好き。なぜなら渋いしかっこいいし可愛いから。

そこで今回は、私が大好きなブロマンス映画をただただ語っていきたいと思います。

おすすめのブロマンス映画・ドラマ
【洋画】アクション・コメディ

Kingsman キングスマン

我が愛しのコリン・ファースが英国紳士スパイとしてスクリーンを駆け抜けるスパイアクション映画。日本でも大ヒットしましたね。

「頭身に黒のスーツ、七三、メガネ、オックスフォードの革靴、果てには片手に傘だと…!?なんて私のツボを押さえてやがる…ッ」

というのが私の所見の印象。まんまとハマり、シリーズ2つめの「Kingsman the Golden Circle」なんてのは、日本公開が待ちきれずに映画を見るためだけにイギリスに2泊3日の弾丸旅行をしたぐらいです。

っていうか主人公は、タロン・エガートンが演じるエグジーなんですけど。エガートンもすごいですよね、映画Singで歌の才能も世間に広まり、今回は生きる伝説エルトン・ジョン役で「ロケットマン」やってるんですもん。すごい飛躍。ロケットマンも絶対見に行かなきゃですね、エルトンもエガートンも大好きなので。(ちなみにエルトンジョンはキングスマン2にがっつり出てます。しかも超良い役どころ笑)

前置きが長くなりましたが、ストーリーは超簡単に言うと、ベテランの紳士スパイ・ハリー(コリン・ファース)が、家庭環境に悩みを持ち人生をあきらめている青年・エグジー(タロン・エガートン)を一人前のスパイに仕立て上げ、巨大な悪と戦う単純明快な物語。

最初は反抗的だったエグジーがだんだんハリーの優しさや過去の傷を知ることで、ハリーを信頼し、親子ほど年の離れた二人に友情以上の強いきずなが生まれていくその過程がとてもいい。

ハリーが大好きなエグジーは単純にかわいいし、エグジーをかわいいと思っているハリーもまた父性があふれ出てたまりません。
親子ではないけど親子の様で、師弟なんだけど師弟ではなくて…、定義づけられない二人の信頼と親愛が、2人の演技によって本当にうまく表現されています。素敵。

また、この作品でブロマンスというとエグジーとハリーを真っ先に思い浮かべると思いますが、そうではなく、作中のスパイたちはそれぞれにいい関係性があります。
2のゴールデンサークルでは特に、ハリーが記憶喪失で蝶々集めおじさんになっていたり、アメリカ・ケンタッキー支部のスパイたちとがっつり交流があったりなど、登場人物が増えることで新しい展開がわんさかで超楽しいです。
個人的には、蝶々集めおじさんになったハリーが死ぬほど私の庇護欲掻き立てるほどかわいいし、全然スパイとして役に立たなくなってしまったハリーの挙動がとにかく面白い

PAUL 宇宙人ポール

これはwまじでw面白いw
イギリスの有名な仲良し俳優コンビ、サイモン・ペグとニック・フロストが脚本・主役を務めたSF・コメディ・ロードムービー!

イギリスの片田舎に住む、宇宙や陰謀などオカルトチックなものが好きな、いわゆる「ヲタク」同士の大親友グレアム(サイモン)とクレイヴ(ニック)が、夢だったアメリカ旅行をしている最中、「ポール」と名乗る宇宙人と遭遇してしまう!
ポールの目的地まで連れて行ってあげる流れになるのだが、道中はハプニングだらけ!しっちゃかめっちゃかで本当に楽しい映画です。しかもいい話。

なんといってもポールが最高に良い役。中身が完全に下品なおっさん。テッドの先駆け的映画だと思っています。テッドより有名じゃないけど…
(肩書と中身のギャップ、というのでいえば一番最初の火付け役は、ジョン・トラボルタが天使の役をした「マイケル」だと思っています。興味のある方はググってみてください)

とにかくね、サイモンとニックが元からヲタクの親友同士なもんだから、違和感が全くない(笑)。
2人も「演技している感覚はなかった」とインタビューで言っていたのをどこかで読みましたし、そういう意味でも没入感があります。

なんといってもね、この二人の役者はプレミアの時とかすごいカッコイイんですけど、この映画ではちゃんと冴えないヲタク感が出てるんです。特にサイモンはもともと細身なのに、この役のためにだらしない体になっててそれもまたイイ。
せっかく二人で計画した夢のアメリカ旅行だったのに、宇宙人をかくまうわ、女の子も加わるわで、ちっとも「二人きりのヲタク旅」じゃなくなってしまう。
宇宙人や女の子に親友を取られた気がしてクレイヴ(ニック)が焼きもち焼いたりするんですよね、それがまたかわいいんですよ。冴えない同士、つまはじき者同士、自分の好きなものを否定せずともに分かち合える相手である、親友が何よりも大切で大好きなのです。

そんな2人の成長もこの映画の見どころ。それをサポートするのが、宇宙人であるポールなんですよね~
途中で旅に参加する女の子も超ユニークで大好き。邪魔に感じない女性キャラの中でナンバーワンかもしれません。

ショーン・オブ・ザ・デッド と ホットファズ

Shaun of the Dead ショーン・オブ・ザ・デッド

Hot Fuzz ホットファズ

この2つも、サイモン・ペグとニック・フロストが主演している映画です。どちらも非現実でドタバタなコメディアクション。
ただ、これら2作品について一番言いたいのは、どちらか一方を見たら必ずもう一方も観てほしい、ということと どちらかというとショーン・オブ・ザ・デッドを先に見てほしい、ということ。
セルフオマージュがあって、最強に面白いです。
「Never taken a shortcut before?」のセリフを探してください。絶対笑うから!

おすすめのブロマンス映画・ドラマ
【洋・邦】ドラマ

Hawaii Five-O ハワイファイブオー

大のお気に入り、アメリカドラマ「Hawaii Five-O」。
これはもう、王道の刑事バディ物です。

ニュージャージーのシティボーイであるダニー(絵・左:ささきの往年の推し)は皮肉屋で苦労性。
離婚を機に娘がハワイに移住してしまい、娘のためだけにハワイで刑事をすることを決意し娘を追いかけ移住。
そこでバディ(のちに4人組のチーム)を組むことになったのが、シールズ出身のサバイバー男子、まさに脳筋という言葉が似合うスティーブ。
都会育ちで皮肉屋なダニーとハワイで育ち野生男スティーブは最初反発し合うのですが、様々な事件を協力して解決していくうちに、絆は強固なものに。

いいですか、「最初は反発し合う」、これは良作バディ物である証拠ですよ皆さん。

とにかくささきの推しはダニー。スティーブというコントロールフリークな男に振り回され続け気苦労が絶えません
さらに、娘を巡って様々な家庭問題、刑事事件も巻き起こり、実の弟にも悲惨な出来事が起こったりと、シーズン3あたりまではダニーの不幸続きです。(現在シーズン9)
ただ私は、完全無敵でいつも涼しい顔をしているトップガンのトム・クルーズ系ヒーローよりも、そういう男の女房役になるような苦労性のキャラクターが好きなんですよね…苦しんでいる様が大変愛おしい。

この動画はブルーパー(blooper)と呼ばれるもので、日本でいう「面白NG集」みたいな感じ。
向こうの映像制作現場では、役者がわざとふざけてNGを出したりという場面が多く、ファイブオーもまさに楽しい現場のようです。
個人的に、チームのお兄さん的存在である、ハワイの現地民チン・ホー・ケリー(動画サムネイル・右端)がすごく素敵なんです。アルカイックスマイルがたまりません。
正義感と包容力がすさまじく、本当に「優しいお兄さん」って感じ。私が5歳のころにいとこのお兄ちゃんにチンがいたら間違いなく「しょうらいのゆめはチンのおよめしゃん!」とか言い出すと思います。多分今でも確実に言う。

古畑任三郎

私が三谷幸喜作品にずぶずぶになったきっかけと言っても過言ではない作品。「古畑任三郎」。

ドラマ「古畑任三郎」の斬新なところと言えば、当時人気絶頂の大物俳優・女優・歌手を犯人役に起用していたこと。
シーズン1は1994年に放送開始されましたが、記念すべき1話目の犯人はなんと「中森明菜」。いや~かわいい。私80年~90年のアイドルの中でトップレベルに好きなアイドルです。
上の動画はドラマではなく1夜限りのスペシャルドラマで、比較的新しいものの予告編ですが、なんせあのイチロー選手が犯人役ですからね。

そしてもう1つ斬新なのが「視聴者に先に犯行・犯人を見せる」という手法。
しかしこれはアメリカの古い名作刑事ドラマ「刑事コロンボ」をオマージュしたものだそうで、海外で「古畑任三郎」を「Japanese Colombo」と訳されている場面を見たこともあります。
恥ずかしながらコロンボはまだ見たことないのですが…。

あど、古畑がドラマ中に急に暗転したセットの中でスポットライトを浴びながら

「え~…、この事件は、非常に頭のいい人物が行ったものですぅ…」

視聴者に語り掛けるんですよ!「え~、真相はこのあとの解決編で」とか気障に言って見せるんです。
メタ演出の先駆けともいえるこの脚本のすばらしさを子供のころはわかりませんでしたよね…。

またまた前置きが長くなりましたが、このドラマもある種「バディ物」。

切れ者の古畑任三郎に「なんでこいつが?」と思ってしまうほど、いやむしろ「警視庁一課になんで入れた!?」と思うような(笑)、ポンコツ部下・今泉慎太郎

んも~~~今泉君が本当に愛おしくてですね!ポンコツにもほどがあるってくらいおバカなんですけど、純粋で古畑さんのことを慕っていてね、いじらしいのですよ。

そして1993年のシーズン3(正しくはシーズン3が始まる前の前のドラマスペシャル・犯人役SMKAP本人)から、西園寺君という新たな部下が登場し、今泉のライバルに。
ポンコツで気の利かない今泉と違い、西園寺君は寺の息子で落ち着きもあり、ちょっと背が小さいですが刑事としての素質も十分、部下としても気配りが行き届き大変優秀で、古畑は常々「君は気が利くね~どっかの男とは大違いだあはは」などと笑っています。

今泉君がシーズン3の序盤の方で「古畑さん…はっきりしてください…、い、いったい、僕とあの小男(西園寺)と、どっちが大事なんですかっ…!…もうこんな関係耐えられない…」と、どこぞの重たい彼女やっていうようなセリフが超面白い(笑)

古畑は常々今泉のことをのけ者にしたり意地の悪いことをしているので、私が「最高のバディ物、ブロマンス作品!」などと言いながら古畑さんと今泉君をバディにしちゃったら、「んんん~~え~~へへへ~冗談じゃありませんん~~」と笑いながら反抗しそうだなってちょっと笑えて来ます。

でも、シーズン2の1話目が特に、古畑さんと今泉君の何とも言えない信頼関係を見られるんですよ。

その話は、なんと犯人役に「明石家さんま」が出演、明石家さんまが演じる弁護士にまんまとはめられ、今泉が殺人の容疑で捕まってしまう回。
さんま演じる弁護士に口八丁手八丁で犯人に仕立て上げられそうになるところを、古畑さんが証言台でたちどころに弁護士の犯行を証明するわけですね。

今泉があまりにもおバカちゃんなおかげで、古畑さんから「君ぃ、私とあの男(さんま)、いったいどっちを信用するんですぅ!」とスパダリ発言を引き出してくれたわけなんです。

「古畑任三郎」は全話通して、まぁ、もう、とにかく笑う
そして、話によっては胸がぐっとしめつけられるくらい切ない。ただの愛憎のもつれとかの話も中にはあるんですけど。

特に沢口靖子さんが犯人役をしたシーズン2の2話目「笑わない女」なんて、事件の真相があまりにも切ない…。
そして犯行を証明する古畑さんの尋問もあまりにも渋い…。

ぜひ全話見てほしい!ドラマだけではなく1夜限りのスペシャルもものすごくおもしろいので。
おススメです!

おすすめのブロマンス映画・ドラマ
【洋画】今年公開の新作

THE SISTERS BROTHERS ゴールデンリバー

こちらは2019年7月中に公開していた映画。おそらく今は上映終了間近orすでに終了しています。

大好きなジェイク・ギレンホールが出演しているということで無条件で見に行きましたが、これがもう

大当たり!!

フランスとアメリカが合同制作した、1800年代の西部劇映画なんですが、個人的にフランス映画・アメリカ映画のいいところだけが合わさって、それぞれの個人的に嫌いなところは目立たなくなっていたなという印象。(ささきは特にフランス映画がちょっと苦手)

時は黄金時代。つまり金が発見されて、それを発掘してお金を稼ぐという人が増え始めたころですね。

リズ・アーメットが演じるハーマンは科学者。川に流すだけで金が光って浮かび上がり金探しがしやすくなるという液体を発明しましたが、その化学式を狙って、ハーマンは常に命を追われていました。

そのハーマンの命を追っているのが、この物語の主役兄弟、シスターズ兄弟です。彼らは無敵で札付きの悪。

ハーマンに近づき友達になったふりをしてシスターズ兄弟に協力していたのが、ジェイク・ギレンホールが演じたモリス。

次第にハーマンとの間に本当の友情が芽生え始めて、裏切るのが忍びなくなり、ついにモリスはシスターズ兄弟を裏切ってハーマンとともに逃亡します。

シスターズ兄弟の兄を演じたのがジョン・C・ライリー、弟はホアキン・フェニックス
苦労性の兄貴と粗暴な弟は一見水と油の様ですが、つらい幼少期を過ごしてきた2人の絆は尋常なものではなく、戦いの場においてのコンビネーションは最強。
お互い憎まれ口をたたきながらも、愛してやまない兄弟。特にジョンの演技がよかったですね。2枚目じゃないからこそのリアルさというか。

ハーマン(リズ)とモリス(ジェイク)の絆も大変よかった。
所作の端々から感じるモリスの育ちの良さから、なんでそんな汚い仕事をしているのかと疑問に思うのですが、次第にそれも明らかになっていきます。
科学によって、知識によって、利益をもたらそうとしているハーマンの理知的な考えに共鳴していき、2人の絆は確固たるものに。
終盤の彼らはすばらしかった…。ジェイク・ギレンホールのファンとしてはたまらないシーンも多くありました。

特にここ

すごく刺さりましたね。山の中で歯磨きしてるモリス。個人的にイチ押しのシーン。
後で確認したら、モリスの髭こんなにもじゃっていませんでした。

おわりに

映画はいいですな。本当に。

D.C.Garageのヘビーリスナー