新山根温泉(岩手県) – 岩手の誇る東北一の強アルカリ泉

 

今回紹介する温泉は、岩手県久慈市にある新山根温泉です。
この温泉の目玉はなんといっても東北一の強アルカリ泉にあります。

温泉は含有する成分の水素イオン濃度によって、酸性、中性、アルカリ性(塩基性)に分類されます。pH6を中性として、pH値が低ければ酸性、高くなればアルカリ性になります。

酸性泉でもっとも有名な温泉は草津温泉でしょう。入浴するとかゆみやピリピリとした刺激を感じます。草津温泉のpH値は1.5~2と言われており、レモンよりも酸性度が高いものです。
対してアルカリ泉は、肌の表面にある皮脂をアルカリ性のお湯が溶かすため、肌がツルツル、ヌルヌルするようになります。強アルカリ泉に分類される新山根温泉のpH値は10.7。これはキッチンハイターやカビキラーと同じくらいの値のようです。

岩手県の久慈市と言えば、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地になった町です。北限の海女やおいしい魚、琥珀の産出で有名ですが、観光資源としてはこれといったものがなく、一縷の望みをかけて「久慈 温泉」で検索した結果、表示されたのが新山根温泉でした。

久慈駅での八戸線

久慈駅での八戸線

久慈駅前。あまちゃんにも登場した駅前デパート

久慈駅前。あまちゃんにも登場した駅前デパート

久慈駅からはバスで山道を40分程度ですが、日に3往復しか便がないため注意が必要です。
私の場合は、バスの時間に合わなかったためタクシーを使用しました。

新山根温泉の途中にある滝ダム

新山根温泉の途中にある滝ダム。眼下に町を一望できる

山中を抜け、少し開けた山あいの集落に新山根温泉べっぴんの湯はあります。周囲の風景からは違和感があるような立派な施設ですが、地元の方が多く利用しており賑わいを見せていました。
べっぴんの湯で特筆すべきは、やはりpH10.7の泉質です。アルカリ泉のため、お湯につかるとすぐに肌がヌルヌルしてきます。酸性泉とはまた違った、効いている感を堪能できます。内湯と露天風呂の他にサウナも併設されています。

新山根温泉のある久慈市山根町は、にほんの里100選にも選ばれた伝統文化を色濃く残す地域で、山根六郷とも呼ばれ季節ごとに様々な変化を見せてくれるそうです。
べっぴんの湯の食事処では、豆腐田楽やそばきり、地場産のイワナなどの郷土食のほか、久慈市の海、山の幸をいただくこともできます。
また、部屋数は多くないですが、宿泊することも可能です。

ぜひ一度、東北一の強アルカリ泉の効能を味わってみてはいかがでしょうか。

新山根温泉 べっぴんの湯

泉質 アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
温度 15.0℃
pH 10.7 強アルカリ性
源泉 地下800mより汲み上げ 毎分256リットル
主成分 ナトリウム
効能 慢性皮膚病・神経痛・糖尿病・慢性婦人病・冷え性など
住所 岩手県久慈市山根町下戸鎖4-5-1
アクセス 久慈駅より市民バス山根線に乗車し、新山根温泉バス停下車すぐ

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旅行担当 O

ひとり旅をこよなく愛する鉄分高めのアラフォー男子。 年に三度の旅行だけが心の支えです。