広河原温泉(山形県) – 日本で唯一の入浴できる間欠泉

 

今回紹介する温泉は、山形県飯豊町にある広河原温泉。日本国内で唯一、入浴可能な間欠泉として有名な温泉です。

間欠泉とは一定の周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことで、アメリカのイエローストーン国立公園などが有名です。大規模なものでは噴出する熱湯の高さが70mを超すものもあるようです。
日本にも間欠泉は数多く存在しており、北海道の登別温泉や日光の川俣温泉、九州の別府温泉など全国各地に存在しています。
その中でもここ広河原温泉は、露天風呂のど真ん中に間欠泉の噴出孔があり、噴き出すお湯を浴びることができる派手な温泉です。

広河原温泉は、福島県と山形県の県境に位置しており、日本秘湯を守る会に登録されている宿が一軒あるだけの、まさに秘湯です。
秘湯を守る会に登録する宿の例にもれず、宿までの公共交通機関の類は存在しません。最寄り駅となっているJR米坂線の手ノ子駅からは約30㎞。途中から未舗装の悪路になるため覚悟が必要です。とはいえ、徒歩でしか行けない宿も多いのが秘湯を守る会。車でのアクセスが可能なだけマシなのかもしれません。
宿泊客であれば最寄り駅からの送迎をお願いすることができるようです。

広河原温泉は天正年間に(約440年前)に発見されたらしく、明治期に内務省衛生試験所によって温泉に認定された古い温泉です。明治から大正時代にはかけて湯冶場として栄えたようですが、いつしか訪れる人が減り、温泉好きだけが訪れる知る人ぞ知る野湯となっていました。
近年、トイレや脱衣所が整備されて日帰り施設となり、平成17年に旅館「湯の華」がオープンしました。秘湯と呼ぶには似つかわしくないような真新しい宿ですが、料理・設備共に高い評価を受けており、秘湯に居ながらにしてぜいたくを味わうことができます。
また、秋には宿を囲む山々のモミジが色づき、絶好の紅葉スポットで露天風呂と間欠泉を楽しめます。

間欠泉のある露天風呂は混浴ですが、女性専用の時間帯が設けられているほか、バスタオルや湯浴みの着用も可なので女性にも安心です。

広河原温泉の一軒宿。間欠泉 湯の華

広河原温泉の一軒宿。間欠泉 湯の華

日本で唯一、世界的にも珍しい入浴できる間欠泉。アクセスは困難ですが、一度は訪れてみたい温泉ですね。

広河原温泉 間欠泉 湯の華

泉質 ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉
温度 35.1℃
pH 6.6 中性
源泉 地下800mより汲み上げ 毎分256リットル
主成分 ナトリウム、カルシウム
効能 きりきず・やけど・慢性皮膚病
住所 山形県西置賜郡飯豊町広河原湯ノ沢448-2
アクセス JR米坂線手ノ子駅より車で約1時間

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旅行担当 O

ひとり旅をこよなく愛する鉄分高めのアラフォー男子。 年に三度の旅行だけが心の支えです。